読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

knanaoのメモ

たんなるメモ

東村アキコ「東京タラレバ娘」〜自分の人生と向き合わず責任を持たない人間はいつまで経っても結婚”できない”

今をときめくタラレバ娘である。

 

 

読んでしまう、読んでしまう。

新刊が発売になる度に話題になるのでとうとう7巻まで読み進めてしまった。

こうなればもう最終話まで読むしかない。恐ろしい漫画だよ。

 

【7巻までの感想】

面白い!絵もシンプルながら登場人物がそれぞれ特徴的で読みやすい。

独特なハイテンションで気がついたら読み終わってるのでサクサク進んでしまう。

ストーリーもうまく展開してるなーと感心する。

 

いやしかし、いやしかしなんなんだ…?

一体なんなんだこの人たちは…???

 

主人公の倫子は大学卒業後テレビ制作会社に就職し、30歳で脚本家として独立する。

 f:id:vnana77:20170205092924p:plain

(美人ですね!)

 

ネイルサロンを経営する香と父親の居酒屋を手伝う小雪は高校時代からの親友で

何かある度に集まっては「女子会」をする32歳の未婚女性である。

 

f:id:vnana77:20170205093311p:plain

(アラサーが居酒屋で女子会するの図)

 

仕事もあり親友もおり順風満帆なアラサー生活に見えるが

当人たち(特に倫子と香)は未婚で彼氏がいないことに焦っているらしく

主人公の倫子さんに至っては泥酔すると「タラ」と「レバー」に説教されるという幻覚を見るようになる。

 

f:id:vnana77:20170205093516p:plain

f:id:vnana77:20170205093645p:plain

(追い詰められていますね!)

 

あまりに頻繁にどんちゃんするものだから見知らぬ若い男(モデルのKEY君)に説教される始末。

 

f:id:vnana77:20170205093839p:plain

(赤の他人にここまで言うのもどうなんだ)

 

と言う感じで倫子と親友とタラとレバを主軸にストーリーが展開していくわけですが

この女三人組、極めて自身を管理し律する力が弱く、またそれを自分で反省することもありません。

 

例えば酔っ払ってぶっ倒れた所に手を貸さないKEYに「なんで手を貸さないのよッ」と食ってかかったこのシーン↓

f:id:vnana77:20170205094516p:plain

(アラサー女が説教されるの図)

 

当たり前では…。

個人的には30過ぎたいい大人が自分で立って歩けないほどへべれけになってぶっ倒れておまけに植木鉢までひっくり返して「手を貸しなさいよあんたサイテーッ!」って食ってかかる図はかなり見ていて恥ずかしいです…。

 

f:id:vnana77:20170205094945p:plain

(ショックを受ける倫子さん)

 

当たり前では…。

(二度目)

 

と言うか、30過ぎて自分を「女の子」だと思ってる人って存在するんですか…。

まじですか…。

 

その後の恋と仕事がうまくいかないからってことあるごとに飲みまくっております。

 

f:id:vnana77:20170205095426p:plain

(干された仕事のプロデューサーを尾行して脚本家の枕営業を特定してヤケになる倫子さん)

 

f:id:vnana77:20170205095955p:plain

(偶然いい男に出会って「私、結婚するのー!」と仕事そっちのけで呑んだくれる倫子さん)

 

嫌なことがあってもいいことがあっても呑んだくれる倫子さん。

 

仕事しろよ…。

え、なんで仕事干されてるのに酔っ払ってんの…?

え、富豪なの…?

 

親友二人も大分迷走している様子。

f:id:vnana77:20170205100543p:plain

(不倫…)

 

f:id:vnana77:20170205100618p:plain

(彼女のいる元カレと…)

 

いやまあ他人(というか物語の中の人間)のことなのでどうでもいいんですが。

読んでて気になるのはこの人たちは自分の言動に全く責任感がないんですよね。

f:id:vnana77:20170205101134p:plain

 

なぜ自分たちを「一方的な被害者」として回想するのでしょうか?

不倫やセフレや愛のないセックスを選んだのは自分ではないのでしょうか?

そこに自分の意思はなかったのでしょうか?

セックスで対価を求めるのであればそれは予め明文化すべきです。

「これだけしたのだから"当然"対価が得られるだろう」という考え方はすべきではありません。

 

仕事がうまくいかなかったらほっぽり出していいことがあっても悪いことがあっても呑んだくれて恋愛も結婚も受け身でしか評価できない人間が果たして魅力的に映るでしょうか。

 

これは「若ければいい」とか「結婚すればいい」という問題ではなく、自分自身の人生との向き合い方の問題です。

自分の人生について責任を持てない人間とは、普通の人は恋愛も結婚もできません。

だって他人の人生なんて責任取れませんからね。

 

時代によってはもっと結婚が不可抗力的な力に由来するものであったこともあるでしょう。

しかし、仕事するしない、恋愛するしない、結婚するしない、今の日本では基本的に全て個人の自由意志に委ねられます。

どれを選択するにしても責任を持ち、自分自身で落とし所を見つけ、納得できないのであれば軌道転換しなければなりません。

 

自分で人生と向き合えないから永久にタラレバ言い続けるハメになるんですよ。